タガラムの亜種

タガラムはタガルバ島で最も多く見られるラヒである。
このラヒは、大昔に島へ渡って来たヌイ・ラムがゆっくりと長い年月をかけて進化していったものと言われる。
しかし進化とはあくまで環境に対応出来るようになることであり、ヌイ・ラムに比べ目や体が小さくなり腕が短くなった。
その代わりにスピードと恐ろしい繁殖力を得て、現在のように大きな群れを作るくらいまでに発展した。


だがまだタガラムのようなラヒの進化は止まることは無く、高確率で突然変異が生まれる。
今回はそんな突然変異が発展して一つの種類となったものを紹介する。


名称・・・タガラムヌイ

タガラムの大型種。もともとはただの一回り大きなタガラムだったが、世代が変わるごとに体が大きくなっていった。
大きくなったので羽根の数が増え、更に羽音がうるさくなった。 また爪は更に強力なものに変わっている。
強力な毒針を持ち、敵を麻痺させて確実に獲物をとるスタイルで狩りをする。

基本的に群れは作らず、ほとんどが一匹で行動する。
食べ物の事情から、タガラムと対立することもしばしば。

名称・・・コタガラム

その名の通り、タガラムより一回り小さい種類。
温厚だったり草食性だったりするなど、習性は全く別のものになっている。
しかしアゴの力は衰えていない。

ペットにすることは容易かと思えば、やはりタガラムの一種なので手なずけるには時間がかかる。
ちなみにペクティが飼っているコタガラムの愛称は「デリー」。

タガラムヌイ

コタガラム

マダラタガラム

名称・・・マダラタガラム

その名の通り(?)、斑色のような派手な色をしたタガラム。
腹の形などから、進化の順はヌイラム→タガラム→ヌイラムという風になっており、現在はその中間の姿で定着している。

腕が退化し小さくなって六本足になり、複眼は4つに増えた。
猛毒を持つ大きな毒針を持ち、その威力は相手によってはショック死させるほどである。

こちらもタガラムとは別行動を取るので、よくエサの取り合いになる。

ヨロイタガラム

名称・・・ヨロイタガラム

その名の通り、全身が銀色の鎧で覆われたタガラム。
同じく体の固い甲虫と大きく異なる点は、その鎧が本当に金属であることだ。
それはヨロイタガラムが獲物だけでなく岩に含まれた鉱物を食べる事で生成される。
獲物を食べれば体が大きくなり、鉱物を食べれば鎧が大きくなる。

しかしそれゆえに体が重く、飛行時に上手くコントロールできないのが弱点。

タガラムの中では最も強い力を持っており、鉱物の含まれた岩を運ぶことがある。
また金属の角を使って狩りや戦闘を行い、真っ直ぐに突進して戦う傾向がある。
角は高く売れるらしい。

戻る

現在確認されているのはこの位だが、さらなる目撃情報もある。

タガラムヌイ
コタガラム
マダラタガラム
ヨロイタガラム